2011年1月27日

大型の味噌樽をつくる

DSC08776.JPG

大型の味噌樽です。

本来、吉野杉でつくる木製の酒樽(さかだる)は四斗樽(72リットル)、二斗樽(36リットル)、一斗樽(18リットル)の三種類だけしか存在せず和樽屋は延々と、
この三種類の和樽(たる)を作っておれば良かったのですけれど、
醤油樽(たる)用として五升樽(9リットル)が必要とされたり、
最近では外見は四斗樽(72リットル)ですが、内部が二重底になっていて容量が36リットルの物、また同様に二斗樽(36リットル)の姿をしているけれど容量は18リットルの二重底樽。
更に、これらの簡易型として樽(たる)の下半分が発泡スチロールで出来た「ハンダルセット」を開発したりして来ましたが、基本的な容量は、一斗、二斗、四斗の三種類だけです。

これに対し最近、要望が多いので三斗樽(たる)という特殊な寸法の和樽(たる)を作る機会が増えました。
これは約54リットルの容量で、元々桶屋さんだけが作る木製容器でした。
写真の物は味噌用に作った物で、酒樽(さかだる)用に作ることは決してありません。

参考までに左に並んでいる味噌樽(たる)は9リットル。味噌樽の「小」です。
それぞれに分厚い蓋(ふた)が落し蓋(ふた)と上蓋(ふた)の二枚が付属します。


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