2009年5月16日

吉野杉を使った木樽の作り方 その7 底を入れる

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底が入る部分を中心に、「丸かんな」で側の段差を整えます。
この作業を怠ると、段差から洩れる原因になるので、重要な工程です。
結構、力と注意力を必要とします。

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あらかじめ、用意しておいた、「底」を所定の位置にはめ込みます。
余り浅い所に入れると容量が足らなくなりますが、
樽太鼓などの場合は浅い程、堅い箍(タガ)を入れる事が出来ます。
もし、底が大き過ぎて所定の位置に納まらない場合は、周囲に銑(セン)をかけて、
底を小さく加工します。

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叩き棒を使って底を水平に、且つ水平に叩き込みます。
余り強く叩くと杉の木ですから、底が割れてしまいますし、緩いと作業の途中で底が抜けてしまいます。
左手に持った、深さを示す「物差し」で測りながら規定の場所まで叩き込みます。






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