2009年4月18日

酒樽(たる)に使うための竹を保存する

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暖かくなってまいりました。
この季節には竹も杉も伐採出来ません。
寒い時期に切って置いた竹を、これから秋までの間に作る木製樽のために大量に保管しなければならないのです。
写真は最も細い竹の根の部分、即ち「元」の束です。

昔は、夏の間は木樽を全く作らないものでした。
この時期には底や蓋を作ったり、完全に長期休暇をとったりしておりました。
暮れに、それを補って余る程大量の酒樽が出荷されていたので、のんびりした夏を過ごす事が出来た訳です。
残念ながら、最近は正月に大きな酒樽で酒を呑む習慣が少なくなって来たので、
静かだった酒樽屋の夏も過去の話になってしまいました。

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