2006年7月18日

樽屋 祇園祭に行く





今日は祝日なので、樽屋夫婦も休養をかねて祇園祭見学に行くことにしました。
樽屋の女房は京都生まれ、京都育ちなので、祇園祭初体験の樽屋の「おやかた」にとって良き案内人になる筈だったのですが、京都を離れて永いからか、?????の連続でした。
しかも、当日は、あいにくの豪雨。
見事な懸装品も馬もビニールシートで覆われておりましたが、見物人が昨年の半数近くで、例年なら遠巻きでないと見ることが出来ない祭を地元の人々と一緒に間近で体験する事が出来ました。



見学したのは、有名な「宵山」でも「屏風祭」でも「山鉾巡行」でもなく、地元密着型の「神幸祭」という御神輿の巡行です。
道に面した各家の前には必ずと言っていい程、「角樽」に入った「御神酒」が供えられています。

角樽の形状が「尊」という形に似ているので「たる」のことを昔は漢字で「尊」と書きました。
その後、神に供えるための御神酒は尊い物だということから、
尊い物、尊い事の総称として「尊」を使うようになってきたため、
本来の「樽」には木偏を付けて二つを区別するようになりました。




何と言っても祇園の人々にとって最大のハレの舞台なのですから、ペットボトル入りの似非烏龍茶は勘弁して欲しいものです‥
来年から、ちゃんと沸かした京番茶か麦茶を出してあげてね。



先日、漬物樽を納品した錦市場の漬物屋さんも揃いの法被を着て元気に担いでいました。
残念ながら、勢いがありすぎて、カメラが追いつくことは出来ませんでした。



七月の京の都は祇園祭一色となります。

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