2006年3月3日

樽屋は樽太鼓(たるたいこ)の季節になりました。




少し、暖かくなってまいりました。
お歳暮用の杉樽、お正月の酒樽、さらに旧正月の為の樽酒・・・・・・・・などの出荷が終わり、
春のお花見に使う一斗樽や、四斗樽で容量が一斗という特殊な樽をつくるまでの空いた期間に樽屋は「樽太鼓」たるだいこ(太鼓樽とは別物)をまとめて作り置きしておきます。
四月の新学期に幼稚園や小学校の音楽の授業に使うからです。
高さや雰囲気が丁度いいので居酒屋の椅子にも、しばしば使われます。

樽は本来、液体を入れる容器として確立した物ですから、風と光、そして温度湿度の変化に弱いのですが「たる太鼓」はメンテナンスさえ、しっかりしていれば、数年は楽器として使用できます。
それでも蓋が、ささくれだって来たりした時には竹のタガごと蓋を新品に取り替えることが出来ます。
費用は新品の半額位かかりますけれど、また何年も太鼓として使う事ができます。
��ANCIAのレストアと同じ作業をします。バラバラになっていても復元させますから、ご安心下さい。

たるや竹十

 

写真は一斗樽(18リットル)、高さも直径も約34センチです。

0 件のコメント:

コメントを投稿